ごあいさつ

 長年、順天堂大学医学部附属順天堂医院・メンタルクリニックの科長を勤めておりました新井平伊名誉教授も、2019年3月末で定年退職を迎え、我が国唯一の順天堂医院で20年間続けてきた若年性アルツハイマー病専門外来を一旦閉じることになりました。

 しかし、役割が終わったわけではありません。まだこの病気になったことに気がつかずに職場や日常で困難に直面し、驚き、困り果て、ご家族とともに途方に暮れている方たちがいます。そして私たち若年性アルツハイマー病の患者さんとご家族のサポートを担当してきたスタッフは、新井医師と共に20年間の診療を通して患者さんとそのご家族から多くのことを学んできました。この貴重な経験をこのまま埋もれさせるわけにはいきません。

こうした思いもあり、このたび時宜を得て2019年4月より若年性アルツハイマー病の早期発見、早期介入を目指した精査・診断を目指し、新井平伊医師とともに東京駅徒歩2分のアルツクリニック東京にて、若年性アルツハイマー病の患者さんの診療にあたることとなりました。

どうぞよろしくお願いいたします。

Active Life with Zeal

情熱的な人生を送るために